首都圏美容師ユニオン

美容師業界で働くみなさんへ

首都圏青年ユニオンではこの間いくつもの美容室から残業代を勝ち取る交渉を行っています。
残業代が払われていないという方がいましたら、まずは首都圏青年ユニオンまでお電話ください。

 

これまでの主な解決事例

■株式会社田谷 TAYA(美容室) Shampoo 十条店

美容師の残業代未払いの案件。団体交渉を行った後、顧問弁護士より団体交渉拒否の書面が届いたため、労働審判を申し立てた。本人が納得できる水準の解決金和解。

■美容室RAZZA

美容室RAZZAで働いていた美容師に対する賃金・残業代未払い、有給休暇未取得の案件。

団体交渉を申し入れても経営者が連絡をして来ず、労働基準監督署に申告をしたが事実上の無視を決めているため、労働審判を申し立て、労働審判で金銭和解が成立した。

 

他にも、「練習時間の賃金未払いの是正」「時間外割増賃金や深夜割増賃金の未払いの是正」「パワーハラスメント(パワハラ)やセクシャルハラスメント(セクハラ)の是正」などがあります。


TEL:03-5395-5359
 
  団体交渉などで出ていることがありますから電話で来所予約をお願いします。
  不在の場合は留守番電話にお願いします。

 

電話が繋がらない場合はこちらに入力ください。

首都圏青年ユニオン労働相談フォーム


 
首都圏美容師ユニオンが大成果〜Ashが残業代4800万円を支払う
 (レイバーネット アジアより) 
 1月17日、首都圏青年ユニオンと首都圏美容師ユニオンは、株式会社アッシュが従業員338人に残業代4800万円を支払ったことに関する記者会見を行った。会見には新聞・TV・雑誌など20社以上が集まり、NHKがニュースで報道した。また、団交の様子はユニオンチューブにアップされたが、そこでは会社側は、労務管理を全くしていない事実を認め、さらには開き直るような態度を示している。給料からの違法な天引き問題も残っており、引き続き、きちんとした労働条件に改善するようユニオンは求めていく。
ビデオ http://video.labornetjp.org/Members/akira/videos/ash.wmv/view


 Tokyo Metropolitan Hairdressers Union Makes Great Success
   - Ash Pays \48 million for Overtime

 On January 17, Metropolitan Youth Union (General Youth Chapter of Tokyo Metropolitan General Workers' Union) held a joint news briefing concerning the fact that Ash (the company running the Ash hair salon chain) has paid 48million yen for overtime to its 338 employees. More than 20 media companies attended the briefing, including reporters for newspapers, TV and magazines, which was broadcasted in a NHK's news program. Scenes from their collective bargaining are uploaded in the UnionTube website, in which the Ash management admits, in a rather defiant attitude, that no labor management is conducted. As the problem of illegal withholding from pay still remains unsolved, the unions will continue to demand the company to change the working conditions to compliant ones.

video  http://video.labornetjp.org/Members/akira/videos/ash.wmv/view
 
 

2008年1月18日(金)「しんぶん赤旗」

全美容師に残業代

大手「アッシュ」に払わせた

338人、未支給の4800万円


 一人の勇気ある告発がきっかけとなり、全従業員に残業代を支払わせる―首都圏美容師ユニオン(首都圏青年ユニオンに加入)は十七日、厚生労働省内で記者会見し、大手美容室チェーン「Ash(アッシュ)」で働く美容師三百三十八人全員を対象に、約四千八百万円の残業代支払いを勝ち取ったことを発表しました。


 同ユニオンの柳勝也代表(23)は、美容業界では「二人分の労働をさせ、『修業』と称した徒弟制度で長時間労働、低賃金がまん延している」とのべ、未払い残業代を支払わせたことは美容業界に働くルールを確立するうえで大きな意義を持っていると力をこめました。

 柳さんは二年半前、美容師になる夢を抱いて入社しましたが、十六時間を超える長時間労働や終日のチラシ配り、不払い労働、不当な天引きなど無法行為のオンパレード。年収は二百万円ほどしかなく、家にも帰れず、美容室の床で寝る日々を強いられ、体を壊して休職に追い込まれました。

 柳さんは「夢を抱いた青年を使い捨てるやり方は許せない」と首都圏美容師ユニオンの代表となり、カットコンテスト会場で宣伝するなど世論と運動を広げてきました。

 記者会見で首都圏青年ユニオンの河添誠書記長は、「正社員ワーキングプアの温床というべき美容業界で、美容師が団交で勝ち取った大きな成果」と強調。しかし、払われた残業時間も示されておらず、すべての不払い労働の支払いを求めていくとのべました。

 「美容業界の常識は世間の非常識」とのべ、不透明な天引きや社会保険未加入の違法行為など、業界全体の労働条件を改善していきたいとのべました。

11月4日 Ash渋谷店前にて宣伝活動を実施しました →活動写真集

美容室Ashの労働基準法違反の長時間労働と賃金からの天引き及び
「首都圏美容師ユニオン」結成について

2007.10.31
首都圏青年ユニオン
首都圏美容師ユニオン

首都圏青年ユニオンは2007年10月31日に首都圏青年ユニオン内のグループとして「首都圏美容師ユニオン」の結成をいたしました。美容業界で働いている方で、仕事の悩みや「こんな給与天引きが行われている」など、お困りごとがありましたら首都圏青年ユニオンと首都圏美容師ユニオンへ御相談下さい。


1.美容室Ashの労働基準法違反について
 美容室Ashを経営している株式会社アルテ サロン ホールディングスは、2005年より日本経済団体連合会の会員であるが、以下の労働基準法違反を行っています。

@労働基準法違反の長時間労働
・36協定も結ばずに長時間の時間外労働をさせていた。(労働基準法36条違反)
・午前8時半から夜の12時近くまでの勤務実態。美容師に1ヶ月以上、朝10時から午後11時過ぎまで30分間の休憩のみでチラシ配布を指示。
・タイムカードもなく労働時間管理も一切なされていなかった。
・大量の未払い残業代の存在。株式会社アッシュは未だに支払う意思を表明していない。
「個別請求があれば支払う」と株式会社アッシュは団交で表明したが、そういう問題ではない。労働時間に応じた賃金の支払いは使用者の責任であり、使用者側が個別の労働者についての労働時間を精査して未払い賃金については支払うべきものである。

A
労働基準法違反の賃金からの天引き

・従業員代表を選出しないまま労使協定もないままで賃金からの違法な控除を続けている。(労働基準法24条1項違反)
・教育費、共済費が天引きされているが、その使途が不明であり、また、その金額算出の根拠も不明である。教育費は、店舗に残っての練習にかかる実費であるかのような説明を団交席上ではおこなっているが、実際には基本賃金額に一律のパーセンテージをかけたものを賃金から控除しており、店舗施設の経費実費から算出されたものではない。
・違法な天引きが明らかになっている現在も、株式会社アッシュは返還を表明していない。

 上記のような違法行為が経団連会員である関連企業でおこなわれているのが実態である。これらの問題については、10月12日に開催した団体交渉の場でも首都圏青年ユニオンは株式会社アッシュ側に指摘し、10月24日には足立労働基準監督署に労働基準法違反で申告手続きをおこなった。しかしながら、現在にいたるまで、株式会社アッシュがこれらの違法に控除したものを返還するという意思表明はなされていない。未払い賃金についても支払われないままである。
 これは、美容室Ashに限ったことではない。美容業界全体に、異常な長時間労働と違法行為が蔓延している。業界全体での問題解決が必要であるのはあきらかである。

2.「首都圏美容師ユニオン」結成について
 私たちは、ここに首都圏美容師ユニオンを結成します。美容業界全体に広がっている異常な長時間労働と違法行為によって、多くの若者が夢を断たれている。
 ワーキングプアが問題になっているが、それは非正規労働者にだけ存在するのではない。美容業界で働く若い正社員の美容師のほとんどがワーキングプアと呼ぶにふさわしい賃金水準の下で長時間の無法な労働条件で働かされている。この違法をなくし、美容師があたりまえに人間らしく働ける美容業界をめざして私たちは活動します。


@
首都圏美容師ユニオン」について

・首都圏の美容師の労働条件の向上のために活動する。特に、異常な長時間労働の根絶、違法行為の根絶をめざす。
・首都圏以外からの労働相談も受け付けています。首都圏以外からの相談は、その地域に応じた適切な労働組合を紹介します

A
当面の行動


11月4日(日)午後2時30分〜@渋谷ハチ公前

渋谷駅ハチ公前での大宣伝行動。美容室Ash渋谷店(道玄坂)前での宣伝行動。

11月13日(火)午前10時〜午後1時@横浜アリーナ

Ashなどが主催するヘアカットコンテスト会場前での大宣伝行動。


首都圏青年ユニオンおよび首都圏美容師ユニオンへの連絡先

TEL:03−5395−5359
FAX:03−5395−5139

mailunion@seinen-u.org
URL:http://www.seinen-u.org


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