首都圏学生ユニオンのページ

 

2013年9月6日、大学生・大学院生が中心となり、首都圏学生ユニオンを結成しました。

今後、お知らせなどを載せていきます。

 

フェイスブックページ:首都圏学生ユニオン

 

「バイト募集広告を見てバイトを決めたら、高校生だからと時給が広告より100円が低かった」、「試験期間中なのにシフト調整をしてくれない」、「アルバイトなのに無茶なノルマが設定させられた」など首都圏青年ユニオンには多くの相談が寄せられます。

首都圏青年ユニオンと首都圏学生ユニオンは共同で労働問題解決にむけて活動していきます。

 

高校生、大学生、大学院生、専門学校生でアルバイト先での労働問題がありましたら、お気軽に労働相談ください。

 

労働相談は、03-5395-5359(平日10時から18時。不在時留守電対応)で受け付けております。

 

首都圏青年ユニオンでは、数多くの高校・大学で労働法講演をしてきました。

学校現場でユニオンの話や労働法講演をして欲しいという依頼がありましたらE-mail:union@seinen-u.orgまでご連絡ください。

 

2018年10月19日

11月11日開催イベント:「ユニオン」とは何か

「多様な」働き方名の下において、ブラック企業・ブラックバイト、高い非正規率、低い賃金水準と、労働環境も生活環境も厳しくなりつつあります。そのような中で労働組合、とりわけ個人加盟ユニオンの果たす役割は何なのか。また既存の「労働組合」との違いは何か。首都圏青年ユニオン委員長の原田仁希さんと、個別指導塾のブラックバイトと闘った当事者である大学生の話から考えます。


日時:2018年11月11日(日)15:00-17:50予定

場所:東京労働会館 地下会議室(東京都豊島区南大塚2丁目33番10号)JR大塚駅より徒歩約10分

スケジュール:
15:00-16:00 原田仁希 講演(首都圏青年ユニオン委員長)

16:00-16:10 休憩

16:10-17:10 トークショー「個別指導塾ブラックバイトとたたかう」

17:10-17:50 質疑応答
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参加費:無料!!
予約不要。当日ご参加ください。

チラシ PDF

学生ユニオン企画

2018年9月7日

【「損害賠償詐欺」が広がっています!】
「損害賠償詐欺」とは、労働者に対して不当な理由で損害賠償を請求する悪質な行為です。ファミリーマート●店では、そこで働く学生アルバイトに対して103万円の損害賠償請求が店長によってなされました。しかしその請求根拠は不当であり、学生から相談を受けた青年ユニオンは請求の取り下げを店長に求めましたが、現在にいたるまで回答がありません。
この件について、フランチャイザーであるファミリーマート本社に申し入れをしましたが、期限が過ぎても返事がきませんでしたので、質問状を公開します。上記のような非常に悪質な行為である「損害賠償詐欺」が自身の看板を掲げている店舗で起きているにもかかわらず、ファミリーマート本社は放置するつもりなのでしょうか。
上記のような「損害賠償詐欺」被害の労働相談が現在増えています。「損害賠償詐欺」でお困りの方がいましたら、青年ユニオンまでご相談ください。

 公開質問状(PDF)

 

TEL:03-5395-5359
E-mail:union@seinen-u.org

こちらのフォームもお使いください。首都圏青年ユニオン労働相談フォーム

 
【ユニオンを使って未払い賃金を取り戻すーー個別指導塾I社と学生ユニオンとの闘い】
現在、個別指導塾I社に勤める学生ユニオンの組合員が、当校舎を運営する有限会社M社と、数十万円にものぼる未払い賃金の支払いを求め交渉中です。
 当校舎では授業時間外の労働に対する賃金が支払われていませんでした。しかし、授業準備や授業報告の作成、講師間での情報共有、生徒からの質問の対応など、授業時間外に行わなければならない業務は多々あります。交渉している組合員の場合、賃金が支払われていない労働時間は平均して1日1時間を超えており、支給されていた給与を実際の労働時間で割ると、最低賃金を下回ります。
 学生ユニオンはこれまで3回、M社との交渉を行ってきました。当初M社側は「生徒とのコミュニケーションは労働ではない」「講師間の情報共有は単なるおしゃべりで労働ではない」「授業報告は授業時間内で全て終わらせるものである」として、未払いの賃金を過少に見積もろうとしていました。しかし、前回7月7日の交渉では、当校舎の塾長から、「生徒とのコミュニケーションや講師間の情報共有を大事にすることは当校舎の方針だった」との証言もあり、現在解決に向かっています。
 今回の事案のように、授業時間1コマ分の単価が設定されているだけで、授業時間以外の労働時間に対して賃金が支払われないという問題は、個別指導塾業界に広く存在しています。厚生労働省もこのような実態を問題視し、業界団体に要請書を出しています。要請書に掲載されている事例では、授業時間外の質問対応や報告書・カリキュラムの作成などに対しても賃金を支払われなければ労働基準法違反となるとされており、労働時間を適正に把握し賃金を支払うよう要請しています。
 学生ユニオンは今回の事案にともなって、I社に対して、M社への指導とあわせて、I社の他校舎への実態調査と改善を求める申し入れ書を送付しました。2018年7月9日にI社本社から回答がありました。そこでは、今回の事案については、「実質労働に対して賃金が支払われる管理や体制がこの問題の本質」としたうえで、M社に対して「実態把握の上で」「指導してまいります」としています。また、他校舎への実態調査と改善については、「適正な労務管理に関して、本部として改めて全体に指導を行わせていただきます」としています。
 全体的に曖昧な回答ですが、「実質労働」を授業時間外の労働をも含むものと解釈するならば、そこに賃金が発生することを認め、M社のみならず他校舎へも指導をすると宣言したことは評価できます。実効性のある指導を求めます。
 個別指導塾業界には、いまだ上記のような賃金未払いの問題が広く存在しています。ユニオンを使えば、このような未払いの賃金を取り戻すことが可能です。同様の問題のある校舎で働いている方は、是非一度、学生ユニオンまでご相談ください。
 

都留文科大学「団体結成不承認通知書」に関する質問状および要望書の提出について

 

 

経過
 2015年3月11日、私たちは都留文科大学学生ユニオンを結成しました。その際サークル承認願を大学当局に提出し、サークルとして当局に一旦は承認されました。 しかしその後、承認願を再度書かされ、3月12日に「学生の本分は勉学に励むことであり、労働組合を組織すること、法律的事項の労働交渉を行うことなどは、学内における団体結成として好ましくないため」という理由で「本学学生団体として承認することはできません」という「団体結成不承認通知書」が当局から出され、あわせて同日に都留文科大学のホームページに「平成27年3月11日記者会見した「都留文科大学学生ユニオン」については、本学は団体結成承認をしておりません」という文章が掲載されました。 

 この件について、2015年4月20日、都留文科大学宛に「2015年3月12日付「団体結成不承認通知書」に関する質問状および要望書」を提出しました。

 

2015年4月20日
都留文科大学
学長 福田 誠治 殿

 

東京公務公共一般労働組合
中央執行委員長 中嶋 祥子
青年一般支部(首都圏青年ユニオン)
執行委員長 神部 紅 
都留文科大学学生ユニオン 
共同代表 栗原耕平・藤川里恵

 

2015年3月12日付「団体結成不承認通知書」に関する質問状および要望書

PDF

 

 2015年3月12日付「団体結成不承認通知書」が交付されましたが本件について下記の通り質問致します。なお、本質問状については上部団体 首都圏青年ユニオンのホームページ上にも掲載いたします。

 

1, 同文書には不承認の理由として「学生の本分は勉学に励むことであり、労働組合を組織すること、法律的事項の交渉を行うことなどは、学内における団体結成として好ましくない」とあります。私たちはサークル承認を正式な手続きを経て一度承認されたにもかかわらず、一方的に取り消されております。なぜ学内における団体結成が好ましくないのか、今回の一連の手続きおよび不承認について判断する基準はどのようなものか、明示化されたものを提出し、改めて文書にて回答されるよう求めます。

 

2,都留文科大学のホームページに「平成27年3月11日記者会見した『都留文科大学学生ユニオン』については、本学は団体結成承認をしておりません」という文章を掲載することは、正当な労働組合活動の妨害であり、憲法28条に反するものです。本状が届き次第、直ちに同掲示文書を削除されるよう求めます。万が一、削除されない場合は、削除されない理由を文書にて回答されるよう求めます。

労働基準法を守らない就労先である“ブラックバイト”は、学生の本分の一つである勉学を侵害し、学生の労働と生活を侵害するものです。大学は「団体結成不承認通知書」を撤回し、こうした問題解決のために積極的に取り組むよう求めます。

 

以上

 

 

大学生らが労組結成 アルバイト環境向上めざす
2013/9/7 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0603X_W3A900C1CC1000/

アルバイトとして働く大学生らが賃金などの労働条件の向上を求めるため、労働組合「首都圏学生ユニオン」を結成したと6日、発表した。メンバーは大学生と大学院生約20人。時給や労働環境について学生の相談に応じたり、給与が低すぎる場合などに企業側と交渉したりする。

代表を務める法政大2年の岩井佑樹さん(20)は「学生が抱えるアルバイトでの悩みやトラブルを解決したい」と話した。

 

<ブラックバイト>首都圏の大学生ら、労組「ユニオン」結成
毎日新聞 9月6日(金)19時52分

http://mainichi.jp/select/news/20130907k0000m040048000c.html

労働法を無視したアルバイト先に対抗しようと、首都圏の大学生らが中心となった労働組合「首都圏学生ユニオン」(岩井佑樹代表)が6日、結成された。厚生労働省で記者会見したメンバーは「学生であっても不法な行為には声を上げることができるし、解決の道筋があることを若者に伝えたい」と語った。

岩井さんらは、若年の非正規労働者が多い首都圏青年ユニオンに、アルバイト先での労働相談をしたことなどをきっかけに集まり、大学生、大学院生の約20人で学生ユニオンを結成することになった。今後、学生向けに、労働者の権利や労働組合について学ぶキャンペーンや労働相談を行い、労働問題解決に取り組みたいとしている。【東海林智】

 

大学生らが労組結成 バイトの労働条件向上求め
2013/09/06 17:56 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201309/CN2013090601001715.html

アルバイトとして働く大学生や大学院生が弱い立場を克服して、賃金など労働条件の改善を求めるため労働組合「首都圏学生ユニオン」を結成し6日、東京都内で記者会見した。

メンバーは約20人。今後、労働相談を受けたり、ホームレスの人に声を掛けて生活保護申請の支援をしたりする。大学で講演会を開き、労組の役割を訴える活動などもするという。

メンバーはもともと労働や貧困の問題に関心を持っていた人が多く、個人加入の労組「首都圏青年ユニオン」(東京)に所属。2012年秋から学生ユニオン結成の準備を進めてきた。

 

ブラックバイト:被害学生ら労組結成へ
毎日新聞 2013年08月17日 02時30分
http://mainichi.jp/select/news/20130817k0000m040100000c.html

法令を無視した労働を強いる「ブラック企業」の対策に厚生労働省が乗り出す中、残業代の不払いや雇い止めといった「ブラックバイト」の被害に苦しむ大学生たちが、個人加盟の労働組合「首都圏学生ユニオン」を今月にも結成する。店の売り上げのノルマ達成に協力するため自腹を切らされるケースもあるといい、若者が協力し合って問題解決を目指す。【東海林智】

法政大の岩井祐樹さん(20)は、高齢の祖母と父との3人で暮らす。祖母は体調を崩し父も病気で働くことが難しい。家事をこなしながらアルバイトで学費をまかなおうと大手スーパーで働き始めたのは昨年8月だ。

ところが、職場では理不尽なルールがまかり通っていた。仕事の準備や片付け、着替えなどに10分以上かかることが多いのに、「就業前10分以内、終業後10分以内」にタイムカードを押すよう要求された。

10分を超えると、「間違えた」ことにして訂正するよう求められた。労働基準法によれば、残業代は1分から付く。10分以内の残業代が一方的にカットされることにも納得ができなかった。岩井さんは若年者を中心とした労働組合「首都圏青年ユニオン」に加入。団体交渉の結果、不払い残業代7614円の支払いを約束させた。

しかし組合に加入したためか、今度は「勤務態度が悪い」との理由で2カ月ごとの契約更新を拒否され、雇い止めに遭った。仕事を失えば大学に通うことも難しくなる。現在はバイト仲間の不払い残業代の支払いを求める一方、自身の解雇撤回に向け交渉を続けている。

同ユニオンによれば、岩井さん以外のバイト学生からも「コンビニの売り上げに協力するために大量のおでんを買わされる」「辞める時に制服を買い取らされた」などと被害を訴える声が相次ぎ、学生組合員が増加。労組結成に向けて準備を進めることになったという。労働法の勉強会などを続け、大学生と大学院生約40人で月内の結成を目指す。

学生を支援してきた同ユニオンの神部紅(じんぶ・あかい)事務局次長は「ブラック企業から身を守る術を身につけるためにも重要な取り組み」。代表に就任予定の岩井さんは「学生は職場では弱い立場に置かれているが生活がかかっている。おかしいことはおかしいと言いたい」と話す。

買い取り強要、辞めさせてくれない…“ブラックバイト”が危ない!

 


日刊ゲンダイ 2013年8月23日

買い取り強要、辞めさせてくれない…“ブラックバイト”が危ない!
http://gendai.net/articles/view/kenko/144188

「残業代なし」「売れ残り商品の買い取り強要」――ブラック企業で過酷な労働を強いられているのはバイトも同じだ。今月末、全国初の大学生を中心とした「首都圏学生ユニオン」が結成される。

「学生からの相談も増えてきたので、働き方に疑問を感じたら相談できる場をつくりたかった」と話すのは、学生を支援している首都圏青年ユニオン事務局長の山田真吾氏だ。

「例えば、忙しいときは目いっぱい働かせるが、ピークが落ち着いたら『売り上げが下がったから』と、勤務時間内なのに途中で帰される。会社側の都合なのに、その分の給与は支払わないなど、理不尽を強いられているのです」

最近は、親の収入が減り、自分で稼がないと学費が払えず、生活もままならない学生が増えている。バイトといえども、「嫌なら辞めればいい」と軽い気持ちではいられなくなってきた。そんな事情を知ってか、ますます企業がバイトに負担を強いる場面が横行している。ドキュメンタリー「ブラック企業にご用心!」の土屋トカチ監督は、こう語る。

「バイトに飲食店の店舗の鍵を預けたり、レジ締めをさせる。何か問題が起きれば、バイトが責任を取らされます。自腹で売り上げに協力させる企業も珍しくありません。コンビニでは冬にかけ店舗ごとのおでんの売り上げ競争がありますが、ノルマ達成のため、『給料の2〜3割をおでん購入に使った』なんて話も聞きました」

ブラック企業急増の今は、バイトも自己防衛するしかないようだ。
「残業代は出るのか、シフトはどうやって決めるのか、面接でしっかり聞いてください。シフトを会社側が決めるのであれば要注意。就活やテストなどお構いなく組まれることがあります。それで、辞めたいと言えば、『賠償金を親に請求するぞ』と脅され、泣き寝入りする学生も少なくありません」(NPO法人「POSSE」の今野晴貴代表)

我が子に注意を促したい。

 

ブラックバイト 学生らが労組結成へ
しんぶん赤旗日曜版 2013年09月01日号
http://www.jcp.or.jp/akahata/web_weekly/2013/09/01-week/

一人の声の「点」が「線」になり
「面」になれば、働き方変わる

ブラックバイト180.jpg「ブラック企業」が大きな社会問題になっていますが、大学生たちもブラックなアルバイトに苦しんでいます。ブラックバイトの労働環境を変えていきたい―。劣悪な働き方を自ら変えていこうと、学生や大学院生たちが集まって労働組合を9月上旬にも結成します。首都圏青年ユニオン事務局次長の神部紅さんにも話を聞きました。


 

 



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