株式会社大勝軒TOKYOと約2年にわたって裁判を続けてきましたが、この度、10月19日に関連訴訟を含め和解により一体的に解決し、本件は終了いたしました。原告組合員は会社から一定の金銭の支払いが約束されたことを受け、和解に応じることとしました。組合としても、本件を勝利的和解で解決できたものと考えています。
本件で問われた問題は(株)大勝軒TOKYOだけでなく広く飲食業界全体に共通するものでした。実際に近年同様の事件がメディアでも取り下げられています。本件の解決は、飲食店での劣悪な労働環境に苦しむ他の当事者の方々を励まし、その背中を後押しするものだと考えております。飲食店で働く方々で、労働環境や労働条件で悩んでいる方は、是非ユニオンにご相談ください。
以下、原告組合員からのメッセージです。
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ご支援・ご注目いただきました皆様へ
首都圏青年ユニオンのHPよりもご報告がありましたとおり、株式会社大勝軒TOKYOと、約2年間にわたり裁判を続けてきましたが、この度、2023年10月19日をもちまして関連訴訟含め、和解により解決しました。
提訴から約2年間、言葉では表せられないほどの『孤独』との戦いでした。その中でいつでも親身になり寄り添い、一緒に戦ってくださいました弁護団の皆様、組合の皆様がいてくれたことで大きな勇気と力になり、戦い抜くことができました。
今回の労働事件を通して、この社会の中で、働き方や働く環境に苦しんでいる方々へ勇気を出して抜け出すことの大切さを伝えられたら幸いです。
自分自身も、あの時に助けを求め逃げ出したことでとても幸せな生活を送れています。
私と同じ悩みを抱えている方々は、是非、ユニオンや弁護士などの第三者に相談してほしいと思います。
逃げ出すことは決して悪ではありません。必ず助けてくれる方々は近くにいます。
最後に、応援の声をかけてくれた方、話を聞いてくださった方がたくさんいました。この場を借りてお礼をさせてください。
本当にありがとうございました。
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